無料で使えるATS(採用管理ツール)|無料枠で制限されやすい4つと選び方【2026年】
「採用管理を無料で始めたい」と探すと、無料プランのある ATS はいくつも見つかります。問題は、無料の条件が製品ごとに違い、自社の採用に当てはめると数か月で有料になる場合があることです。この記事では、無料枠で制限されやすい4つの軸、スプレッドシートで無料管理する場合との違い、無料枠を確認する手順を整理します。他社の無料プランは公式サイトで2026年9月に確認できた範囲だけを載せます。ChordOne ATS は当社の製品です。
無料の ATS は、結局どれを選べばよいですか?
「自社の年間応募数・使う人数・求人数を書き出し、無料枠がそれを超えるまでの月数」で選びます。数か月で超えるなら、無料枠の大きさより有料になったときの料金の決まり方を先に確かめたほうが、あとで乗り換える手間がありません。
無料プランは、製品側から見ると「小さく始めて、育ったら有料に移ってもらう」入口です。だから制限は必ずどこかにあり、それが自社のどこに当たるかを知っておくことが選び方のほとんどです。制限の入れ方は、大きく4種類に分かれます。
この記事で扱う「無料の ATS」の範囲
- 無料の ATS(採用管理ツール)
- 求人の作成、応募者の一覧管理、選考の進捗管理といった採用管理の基本機能を、料金を払わずに使えるプランや製品。「期限付きのお試し」「機能を絞った無料プラン」「一定の規模まで無料」の3つの形がある。
お試し期間だけの製品は、期間が終われば有料になるので「無料で運用を続ける」目的には入りません。この記事では、期限なく無料で使い続けられるプランを中心に扱います。ATS の基本は ATSとは? にまとめています。
無料枠では、何が制限されますか?
制限されやすいのは「求人数」「ユーザー数」「候補者数(応募数)」「期間」の4つです。加えて、媒体からの自動取り込みやデータの取り込みといった「運用を楽にする機能」が有料に置かれることが多くあります。
| 制限の軸 | よくある形 | 当たりやすい会社 | 確認のしかた |
|---|---|---|---|
| 求人数 | 公開できる求人が数件まで | 職種が多い、拠点が複数ある | いま募集中の求人数と、年内に増える見込みを数える |
| ユーザー数 | ログインできる人が1〜数人まで | 面接官に評価を直接入れてもらいたい | 採用担当+面接官の人数を数える |
| 候補者数・応募数 | 月あたり、または年間の応募・候補者登録数に上限 | 媒体を複数使い、応募が月に数十件以上ある | 直近12か月の応募数を媒体の管理画面で合計する |
| 期間 | 30日などのお試し期間、またはデータの保持期間が短い | 採用が不定期で、止まる月がある | 「期限なし」と明記されているか、データ保持期間が何日かを見る |
| 機能 | 媒体の自動取り込み、CSV 取り込み、レポート、AI が有料 | 手作業を減らしたくて ATS を探している | 無料プランの機能一覧で「自動取り込み」「取り込み」の有無を見る |
とくに見落としやすいのが候補者数と機能です。候補者数は、応募が増える時期に急に上限へ届き、その月だけ有料にする判断を迫られます。機能面では、媒体からの応募を手で転記する運用が残ると、無料でも採用担当の時間は減らないので、「無料で何を減らしたいのか」を先に決めておくことが大切です。
各社の無料プランは、公式にはどう書かれていますか?(2026年9月確認)
公式サイトで確認できた範囲では、HERP Hire は年間応募300件まで期限なし、Talentio は採用を始めたばかりの企業向けの完全無料プラン、ジョブカン採用管理は30日間の無料お試し、HRMOS採用は無料枠の記載なし、ChordOne ATS は従業員20名まで期限なしです。
- HERP Hire(フリープラン): 利用期限はなく、年間応募数300件の上限がある。求人票の作成・共有、候補者情報・選考管理、Slack/Chatwork 連携などの基本機能が使え、媒体の自動取り込みや外部ツール連携、レポート、AI 支援は有料プラン(公式FAQ)。
- Talentio(Free プラン): 採用を始めたばかりの企業向けの完全無料プラン。有料の Basic は候補者150名/月、Business は500名/月。候補者一覧の CSV 取り込み・書き出しは Basic プラン以上で、Free はチャットサポートのみ(公式プラン・FAQ ページ)。
- ジョブカン採用管理: 30日間の無料お試し期間があり、有料は月額8,500円〜(公式サイト)。
- HRMOS採用: 公式料金ページに無料プランの記載はなく、初期導入費0円・契約期間12カ月(公式料金ページ)。
- ChordOne ATS: 従業員20名まで無料、期限なし、有料と同じ機能。8媒体の応募取り込み、AI 書類選考、面接記録、CSV・他 ATS からの取り込みも含む。21名以上は採用に関わるユーザー数 × 月500円。
公式サイトに掲載されていない条件は記載していません。「記載なし」は公式ページ上で確認できなかったことを意味します。最新の条件は各社の公式サイトでご確認ください。製品ごとの詳しい比較は 中小企業向けATS比較 にあります。
スプレッドシートで無料管理するのと、何が違いますか?
スプレッドシートは「記録する」には無料で十分ですが、「応募を集める」「進捗を知らせる」「情報を守る」は人の手が担います。無料の ATS と比べる軸は、料金ではなく、その手作業がどれだけ残るかです。
表計算で採用管理をすると、媒体ごとの応募通知を見て転記し、面接官に候補者情報を別途送り、日程調整の結果を書き戻し、内定者の情報を人事の台帳に手で移す、という作業が毎回発生します。応募が月10件を超えると、転記漏れや古い情報で面接官が動く事故が起き始めます。また、履歴書を含むファイルを共有フォルダで回す運用は、閲覧の範囲を細かく制御しにくい点でも不利です。
無料の ATS では、応募フォームからの登録、選考ステージの共有、面接官の限定表示までは無料枠でも使えることが多く、この部分の手作業が消えます。一方で、媒体の自動取り込みが有料に置かれている製品では、転記作業だけが残ります。「表計算からの移行で何が変わるか」は スプレッドシート採用管理の限界 で症状ごとに説明しています。
無料枠が自社に合うかを、どう確かめますか?
次の4つの数字を書き出し、無料枠の条件と突き合わせます。10分あれば終わります。
- 直近12か月の応募数: 媒体の管理画面ごとに応募数を合計します。紹介会社からの推薦、社員紹介も含めます。
- 使う人数: 採用担当者に加え、評価を直接入れてほしい面接官と、進捗を見たい経営者を数えます。
- 募集中の求人数と年内の見込み: 職種 × 拠点で数え、来期の採用計画も足します。
- 採用が止まる月があるか: 止まる月がある会社は、期限やデータ保持期間の短い無料枠だと、再開時に台帳が消えているリスクがあります。
この4つを表にして各社の無料条件と並べると、「何か月で有料になるか」が製品ごとに見えます。有料になる時期が近いなら、無料枠の大小より、有料時の料金の決まり方(候補者数か、ユーザー数か、固定月額か)で比べたほうが、あとで乗り換えずに済みます。料金の軸の違いは 料金ページ にまとめています。
ChordOne ATS の「20名まで無料」は、どういう考え方ですか?
「従業員20名まで」を条件にしていて、求人数・ユーザー数・候補者数・期間には制限がありません。機能も有料と同じで、8媒体の応募取り込み、AI 書類選考、Botなし面接記録、他 ATS・スプレッドシートからの取り込みまで含みます。
従業員数を軸にしたのは、20名以下の会社は採用担当が経営者や兼任の1人であることが多く、その段階では応募数や求人数で制限をかけると本来の目的(応募を取りこぼさない)に反するからです。会社が21名以上に育ったら、採用に関わるユーザー数 × 月500円になります。無料で使っている間に蓄積した候補者データ、求人、選考履歴はそのまま引き継がれます。導入の手順は 導入の流れ をご覧ください。
よくある質問
無料プランから有料に移るとき、データは引き継げますか?
同じ製品内でのプラン変更であれば、通常は引き継がれます。ただし、お試し期間型やデータ保持期間が短い無料プランでは、期間を過ぎるとデータが消える場合があるため、公式サイトの「データ保持期間」を確認してください。ChordOne ATS は20名まで無料に期限がなく、21名以上になってもデータはそのまま使えます。
無料の ATS でも、候補者の個人情報は安全ですか?
無料か有料かではなく、製品ごとのデータの取り扱いと権限設定の細かさで決まります。面接官に担当する候補者だけを見せられるか、会社ごとにデータが分離されているかを確認してください。ChordOne の取り組みは セキュリティページ に公開しています。
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確認資料(2026年9月確認): herp.cloud/faq、talentio.co.jp/pricing・faq、ats.jobcan.ne.jp、hrmos.co/ats/price、recruit.chordone.jp/pricing/。本記事は ChordOne ATS を提供する ChordOne が執筆しています。他社の記述は公開情報の範囲に留めています。